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RE3№19 全国高校総体(北信越インターハイ)の結果(男子団体結果)について:8/16更新

令和3年8月9日より、いしかわ総合スポーツセンターを会場に開催された全国高校総体(北信越インターハイ)剣道競技で、剣道男子団体に出場した秋商(秋田商業高校)が12日の決勝トーナメントへ進み、見事、準優勝の栄冠を勝ち取りました。
詳細は、以下のとおりです。
監督と主将より感想をいただいております。なお、監督の感想は、秋商剣友会のFacebookに高橋先生自ら投稿した内容を記載します。

高橋伸友先生の感想

剣道部高橋です。
 秋商剣道部は1958年(昭和33年)の第5回大会で優勝し、第6回大会で準優勝しているので、それ以来の決勝進出となりました。
 予選リーグは近畿大会優勝の奈良大付属高校と激戦区を勝ち抜いた東京代表の正則学園との戦いとなった。奈良大附にギリギリのところで勝利したものの、続く正則学園には一本も取れずに引き分け。奈良大附と正則学園の結果次第では予選敗退もあり得る場面でしたが奈良大附が勝利し予選突破を決めた。
 決勝トーナメント一回戦は福岡第一高校。先鋒三浦がメンの一本勝ち、次鋒が果敢に攻め入ったところを合わされ二本負け。絶体絶命のピンチに追い込まれましたが、大将高橋が豪快なメンを決め一本勝ちをおさめ逆転勝ち。
 準々決勝は宮崎県の高千穂高校。
先鋒から副将まで決定打がなく引き分け。大将高橋が時間終了間際に相手が間合いを詰めてきた瞬間、裏から竹刀を押さえ込みメンを決めた。
 準決勝は岡山県の玉島高校。
お互いにいいところを出すも、全員引き分け。代表決定戦にもつれた。相手は大将赤星。スピード、展開力を武器にした選手である。対する本校は大将高橋。赤星が果敢に攻め手数も多い。高橋は冷静に相手の技をさばきチャンスをうかがう展開。赤星が思いきってメンに飛んだところを出小手にしとめた。
 決勝は王者九州学院高校。スーパースター軍団との対戦となった。先鋒三浦が相手先鋒鮫島に五分の勝負を繰り広げる。相手のメンを誘い出し小手を狙うも相手の勢いが勝り相手のメンが決まった。次鋒大里は相手次鋒福岡の猛攻にひるまず果敢に攻め返すもお互い決定打がなく引き分け。中堅萬年は上段で本大会好調である。相手中堅は長谷川。長谷川は身長も高く上段に対する戦い方も的確である。萬年は片手の連続技や出頭技を積極的に狙うも決め手なく引き分け。副将打川対山野。打川は試合開始直後から気力旺盛で果敢に攻め込む。思い切ってメンに飛んだところあましメンに合わされた。後がない打川が攻め続けたが冷静に小手を合わされ二本負け。ここでチームの敗退が決まった。大将戦は高橋対末永。チームの勝敗が決しているので五分と五分の勝負。世代NO1の評価もある末永は全てにおいて素晴らしい選手である。レベルの高い攻防が続き試合終盤、高橋が大きく振りかぶり豪快にメンに飛ぶとこれが決まりそのまま試合終了。一本勝ちをおさめた。
3月末に行った県外での練習試合を最後に試合直前まで学校で稽古を積んできました。他校との練習試合ができないことで不安なところもありましたが、逆に自分自身と向き合いコツコツと稽古を重ねたことが良かったのかも知れません。いつも応援して下さった全ての方に感謝しています。特に昨年IHにチャレンジできなかった卒業生。やったぞ!!
秋商剣道部の目標は「全国制覇」まだまだチャレンジは続きます。これから高校を決める中学生諸君。日本一を目指し、一緒に頑張りませんか?
最後に生徒募集をしつつ、報告とさせていただきます。応援ありがとうございました!!!

主将 高橋京太郎さんの感想

秋田県の代表としての自覚を持ち上位進出を目指し日々の稽古に全力で取り組んだ結果、インターハイ準優勝という快挙を成し遂げることができました。
私自身、個人戦で思うようにいかず落ち込み、二日目の予選リーグまで引きずっていましたが、最終日は大将としての役割を果たすことができました。
スコアを見ると大将の自分が勝負し、勝っているように見えますが、先鋒から副将まで、引き分けを狙うのではなく、自分の剣道をし、勝負したことで自分までつながりました。
全員が自分の剣道をできたのには、練習の中で互いに切磋琢磨しあった仲間、指導してくださった先生、応援してくださった方々の存在が大きいです。
多くの人に支えられたおかげでこのような結果になりました。本当にありがとうございました。これからも秋商剣道部をよろしくお願い致します。


男子団体戦結果(試合結果記事出展 スポ速・IOデータ剣道部)

予選リーグ

 

1回戦
 ×東海大相模(神奈川) 2-2(代表勝ち) 〇高千穂(宮崎)
 ×福岡第一(福岡) 1-2 〇秋田商業(秋田)

 ×龍谷富山(富山) 1-1(代表勝ち) 〇花巻北(岩手)
 ×龍谷(佐賀) 1-2 〇玉島(岡山)
 ×三重(三重) 1-2 〇九州学院(熊本)
 〇磐田東(静岡) 1-0 ×城北(徳島)
 ×育英(兵庫) 1-1(代表勝ち) 〇久御山(京都)
 ×長崎南山(長崎) 0-1 〇明豊(大分)


準々決勝(ベスト8)
 ×高千穂(宮崎) 0-1 〇秋田商業(秋田)

 ×花巻北(岩手) 0-3 〇玉島(岡山)
 〇九州学院(熊本) (代表勝ち)0-0 ×磐田東(静岡)
 ×久御山(京都) 0-0(代表勝ち) 〇明豊(大分)

準決勝(ベスト4)
 〇秋田商業(秋田) (代表勝ち)0-0 ×玉島(岡山)

 〇九州学院(熊本) 5-0 ×明豊(大分)

決勝戦
 ×秋田商業(秋田) 1-2 〇九州学院(熊本)

男子団体戦の優勝校、最終順位 

 優勝:九州学院(熊本)
 準優勝:秋田商業(秋田)
 第三位:玉島(岡山)、明豊(大分)

※2019年度結果
優勝:九州学院(熊本)
準優勝:水戸葵陵(茨城)
第三位:東洋大姫路(兵庫)、明豊(大分)

以上、秋剣連 事務局

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